1979年に3時間ドラマとして制作された大作。明治から大正、昭和へと至る近代日本の黎明期。日本歌曲の父と謳われた音楽家・山田耕筰と後に連合艦隊司令長官となる軍人・山本五十六という対照的な2人の生涯を軸に、激動の時代に生きた人々を豪華キャスト&壮大なスケールで描く。また物語の後半には、太平洋戦争の只中に山田耕筰ら音楽家が戦争に直面し、近代日本での音楽の位置づけを浮かびあがらせる様も描かれている。 主人公・山田耕筰の青年期役に、当時アイドル歌手として人気絶頂の野口五郎が大抜擢され話題に。今作がテレビドラマ初出演となる。そして壮年期は、芦田伸介が好演した。山本五十六に扮するのは加藤剛。そのほか大場久美子、岸惠子、あおい輝彦、多岐川裕美、長山藍子らが脇を固めた。 【ストーリー】 明治37年、日本は日露戦争の只中。東京音楽学校(後の東京芸術大学)予科に入学した耕筰(野口五郎)は、ドイツ・ベルリンへの留学を勧められる。耕筰は、パトロンが三菱の岩崎小弥太(金田龍之介)と知ってためらうが、「芸術とは一個人のものではない。社会で共有すべきものだ」という教師の言葉により、留学する決意を固める。 やがて耕筰は名門中の名門、ベルリンの王立音楽院への入学を果たす。当時のドイツには耕筰だけでなく、日本の将来を担う青年たちが理想を燃え上がらせていた…。
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