ミュージシャンの佑樹は音楽の夢を諦め、ラストライブの日を迎えていた。しかし、渋谷の街で突然車に轢かれ、運転手の美智子とその息子健吾に出会う。偶然の機会で健吾の面倒を見ることになるが、健吾は広汎性発達障害を持ち、人とのコミュニケーションが苦手だ。佑樹は最初は面倒くさがっていたが、徐々に素直な健吾に惹かれていく。そして、健吾が楽器を演奏した瞬間、佑樹の心の中で何かが動き始める…。