眠りの精オーレおじさんが蝙蝠傘をさして空から町に降りてきたのを、ケケと3匹の子ネズミが目撃した。オーレおじさんはケケたちの住む家に入り、部屋を明るく模様替えしてしまった。しかし、興奮しすぎたおじさんはクツを破損してしまった。ケケが紹介したのはハンスのお父さんで、彼は靴屋だった。オーレおじさんはここでハンスと出会い、ハンスに素敵なお話の才能があることを発見した。 ハンスの夢は王立劇場でオペラを見ること。オーレおじさんが修理代としてハンスのお父さんに渡した赤いアラビア靴によって、その願いが叶いそうに見えた。しかし、誰もが予想しなかったように、その赤い靴が大きな騒動を引き起こすことになる。 一方、貧しい花屋の娘エリサはお金を得るために雪の中でマッチを売っていた。これらすべての出来事は、いつかハンスによって面白いお話として語られることになる。